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2.平面図作成
(1)庭園
●テーマ
現代風和風庭園:『和庭』
●サブテーマ
~のんびりと週末を過ごせる癒しの庭~
●家族構成
夫:都内のIT関係の会社に勤めるSE。夢は、鎌倉に別荘を建てること。毎日残業で、帰宅は遅い。
妻:主婦。週一回ママさんバレーに通う、行動派。夢は、毎年、ヨーロッパ旅行に行きたい。
長男:高校2年生。ブラスバンド部に所属、フォルンを特訓中。夢は音楽の先生。
次男:中学1年生。スポーツ大好き。今はテニスに夢中。夢はプロテニスプレーヤー。
●計画方針(コンセプト)
デジタル化が猛スピードで進んでいる中で、家にはゆったりできる空間がほしい。そんなクライアントの意向を踏まえ、
景石、中高木、グランドカバーなどを組合せ現代風和風庭園を提案します。
●ゾーニング・動線計画
庭園を大きく次の3つのゾーンに分け、計画を進めます。
①前庭ゾーン:南側前面道路から住宅西側のゾーンとし、機能としては正面入口から玄関に至る動線の確保と駐車・駐輪スペースと明るい
感じの植栽計画とします。
また、車は玄関前まで寄せることができようにし、荷物の出し入れや雨の日の利用も考慮します。
②主庭ゾーン:南側前面道路から住宅南側のゾーンとし、テーマの”和風庭園”を演出します。メインになる施設は東西に走る枯山水で
前面道路沿いの植栽と併せ和風の雰囲気を醸し出します。
③裏庭ゾーン:住宅東側と北側のゾーンとし、日中は陽が当らないので、積極的な整備は行わず、住宅東側出窓前に若干の植栽を行う
程度とします。舗装は、音の出る砕石を敷き詰め、防犯対策を施します。
●主要施設計画
・施設
・南側前面道路沿いには、小端積ウォール(h900)上にフェンス(h600)を整備し、和風的なイメージの中に安全性も考慮します。
・隣家との境界は、建仁寺垣(けんにんじがき)(h1500)を整備します。
・植栽
・全体イメージ:四季の変化が楽しめるように演出します。
(2)公園
社会動向 |
コンセプト |
キーワード |
空間構成 |
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国民の余暇活動 | 25年前のバブル経済の頃は、一般的に国民の余暇活動は、 海外旅行、高級グルメ等高費用型あるいは法人重要型でした。 しかし、バブル経済崩壊後、国民の余暇動向は次第に変化し、 今では、「近く」「安く」「楽しい」型のレジャーに移行しています。 したがって、本公園にも手軽に遊べる空間づくりが必要です。 |
手軽な余暇空間 | ・運動広場 ・ちびっ子広場 |
公園整備に関する社会的動向 | 新しいライフスタイルを求めた時代には、自然を破壊し各種開 発が進められました。 この開発に伴って緑、自然の喪失を招 いてしまったことは否定できません。 近年、国民の自然志向 は高まり、自然豊かな公園を望む声が多く聞かれます。 |
自然豊かな公園 | ・みどり ・花壇 |
高齢化社会の到来 | 現在日本は、過去に例を見ない高齢化社会を迎えようとしてお り、これから益々、保健福祉の 重要性が増加していくと考えら れます。 福祉の精神は助け合い、触合いであり、その心を育 むことが重要です。 本公園にもそういった場を提供することが 必要です。 |
コミュニケーション空間の創出 | ・水辺、ピクニック広場 |
工 種 |
主な施設 |
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園路広場 | 幹線園路、支線園路 |
修景施設 | 花壇、親水池、水性植物、モニュメント |
休養施設 | パーゴラ、ベンチ |
遊戯施設 | 複合施設 |
運動施設 | 野球場 |
便益施設 | 駐車場、トイレ |
管理施設 | 案内板、車止め |
ゾーン名 |
植栽内容 |
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駐車場ゾーン | 駐車場は人工的な空間であるため、花を取り入れた配色とし、緑を感じさせる空間づくりを行います。 主な樹種は、サザンカ、ユキヤナギ、レンギョウ、サツキ等とします。 |
水辺ピクニックゾーン | 公園利用者が集い、各施設に分散する空間であるため、花木を中心に四季折々の楽しい雰囲気が演出できる植栽を行います。また、水辺には、水生植物を植栽します。 主な樹種は、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、エゴノキ、ハナカイドウ、ムクゲ、ヤブツバキ、ハナショウブ、カキツバタ等とします。 |
ちびっ子広場ゾーン | 広場内には炎天下の直射日光を防ぐために緑陰効果の大きい樹木を点在させます。 主な樹種は、サクラ、ケヤキ、ポプラ、キンモクセイ等とします。 |
多目的運動広場ゾーン | 広場は、ランニングトラックを除き、芝張りとする。外周部は高木と低木を植栽します。 主な樹種は、シラカシ、ツツジ類とします。 |
外周緑地ゾーン | 利用者を誘導し、花木を鑑賞しながら散策できる空間とする。 主な樹種は、ハナミズキ、ケヤキ、ネムノキ、コブシ、シラカシ等とします。 |
(3)駅前広場
庭園、公園平面図に続いて、駅前広場平面図を作成してみました。
駅前広場面積の算定式には、下記の3つの方法があります。
①都市計画協会「駅前広場研究委員会」式(28年式)
②小浪式、都市計画協会「駅前広場整備計画調査委員会」(48年式)
③小面積駅前広場の面積算定
ちなみに、今回は、駅前広場の計算は行っていません。
車道については、下記の点に配慮し、設計しました。
・右回り一方通行を原則とし、バス、タクシー、一般車の交差、合流を少なくする。
・車の円滑な走行を確保するため、切り返しをしないでも回転できるようにする。
・バスの最小回転半径を12m、自家用車の最小回転半径を6mとする。
主な施設内容は、下記の通りです。
・バスバース数:3台
・タクシーバース数:3台
・一般車バース数:2台
・身障者バース数:1台
・タクシープール:6台
・円形花壇
・どんぐり広場
図面が必要な方は、「cad-data.com」様HPより、ダウンロードできます。
ご検討用図面としてご利用下さい。
http://www.cad-data.com/cad/gdesign_2.html