造成計画

(1)基本方針

造成検討をするにあたって最低限次の条件を確認して下さい。
また、造成検討をする際は、排水系統のことを十分配慮して行うことが大切です。

●現況地盤(高さ)はどうなっているか。
●土質はどうなっているか。盛土は可能か。切土は可能か。
●流末はどこにあるか。排水ルートはどうするか。
●コントロールポイント(高さを固定する点)はあるか。
●外周との取り合いはどうなっているか。擁壁は必要か。
●園路の縦断勾配は4%以内とするのか。

などを考慮しながら造成検討を行う。
また、造成土量を算出する場合は、平均断面法または点高法により算出します。

(2)広場の勾配

  広場の表面排水は施設の機能を損なわない範囲内で処理できるようにします。
  1.0%(100mに対して1m高くなること)以下の勾配は排水が悪く好ましくない。
  1.0~3.0%だと排水は良好でほとんど平坦に見え活動しやすい。
  4.0~10%は緩やかな勾配に見え、軽い運動ができる。

(3)法面の勾配

  公園内の法面は、基本的に植栽することを考えています。
  法面の勾配により、植栽可能な樹木が決まっています。下記を参考にして下さい。

勾配
植栽可能樹木
1:1.5
地被、芝
1:1.8
地被、低木 
1:3.0
地被、低木、中木 
1:4.0
地被、低木、中木、高木

(4)土量の変化率

分類名称
変化率L
変化率C
1/C

L/C

主要区分
レキ質土

1.20

0.90
1.11
1.33
砂質土及び
1.20
0.90
1.11
1.33
粘性土
1.25
0.90
1.11
1.39

注1)本表は体積(土量)より求めたL、Cです。
注2)1/Cは「締固め後の土量」を 「地山の土量」に換算する場合に使用する。
注3)1/Lは「締固め後の土量」 を 「ほぐした土量」に換算する場合に使用する。

(5)計算書
土量計算書→
土量計算書(PDF) →