給水計画

下記のように、基本方針を決定し、管径などを算出します。

(1)基本方針

・一般的な公園における給水供給先は、トイレ、池、流れ、噴水、水飲み、散水栓などがあります。
・給水計画で大切なことは、公園外にある本管の水圧がいくつか(kgf/cm2)、また公園内に計画する末端の給水施設の必要圧力はいくつか
(kgf/cm2)を確認することです。
・簡単に説明をすると、給水管の中を水が流れるとヘッドロスという形で、摩擦が起きます。つまり、始めの水圧と末端の水圧では、距離が長くなればなるほど差が出ます。したがって、公園外にある本管の水圧が低いと、末端の給水施設で水が出ないということになってしまいます。その場合、ポンプを設置するなどして、水圧を上げる検討が必要になってきます。
・また、大規模公園は、安定した水供給が不可欠なため、ループ型に配管することが望ましいとされています。

(2)給水管径の計算方法

①均等表による場合
 便所、水のみ、小規模の公園事務所などの給水施設の管径を求める場合は、均等表により、算出する。

②摩擦損失水頭線図による場合
 大規模公園や建築の給水主管の管径を求める場合は、摩擦損失水頭線図により、算出する。

(3)参考文献

・造園技術必携3(鹿島出版会)p109~p130
・給排水・衛生設備の実務の知識(財団法人 空気調和・衛生工学会 編)p35~p46
・造園施工管理技術編(建設省都市局公園緑地課)p401~p407