汚水排水計画

下記のように、基本方針を決定し、管径、勾配などを算出します。

(1)基本方針

トイレなどから排出される汚水を、どこの下水道本管に排水するかを決定します。
排出する位置は、計画地のレベルの低い位置が望ましい。

(2)流出計算公式

マニング式
Q=A・V
V=1/n・R2/3・I2/3
ここに
Q:流量(m3/秒)
A:流水断面積(m3
V:流速(m/秒)
n:粗度係数
R:径深(m)(=A/P)
P:流水の潤辺長(m)
I :勾配(分数、又は小数)

(3)汚水管の設計基準(但し、設計場所の市町村・県の基準を確認してください。)

 
 項目  基準
 管渠の形状  円形管
 管渠の種類  ヒューム管・塩ビ管
 最小管径  200㎜
 流速及び勾配

流速は下流にいくに従い漸増させ、勾配は下流にいくに従い次第にゆるくなるようにする。
また、流速は最小0.6m/sec、最大3.0m/sec(理想は1.0~1.8m/sec)とする。

 管渠の余裕

計画汚水量に対し、下記の余裕を見込む。
200~400・・・・100%以上の余裕
400~1,500・・・40%以上の余裕
1,650以上・・・・25%以上の余裕

 

(4)人孔の設置間隔
     マンホールは、管渠の方向、勾配、管径の変化する場所、段差の生ずる箇所及び
    管渠の合流する箇所には必ず設けます。
また、 直線部においても管径により下表の範囲内の間隔に設けます。

管渠径(㎜)
300以下
600以下
1,000以下
1,500以下
1,650以下
最大間隔(m)
50
75
100
150
200


(5)計算書
汚水人孔材料表→
汚水人孔材料表(PDF)→
汚水桝材料表→
汚水桝材料表(PDF)→
配管土工平均H計算書→
配管土工平均H計算書(PDF)→